暖房を使用する時期に気を付けたいカラコンの乾燥と対処方法

冬になると気温が低くなるだけでなく、湿度も低くなって乾燥してしまうのが困りもの。お肌が乾燥して荒れてしまうのも大きな問題ですが、カラコンをしている人にとっては目が乾きやすくなってしまうので、さまざまな影響が出てきてしまいます。

寒い冬に暖房の効いた部屋で過ごす際、カラコンが乾燥しないためにできることを考えてみましょう。

なぜ暖房でカラコンが乾くの?

なぜ暖房でカラコンが乾くの?
そもそも暖房をつけているとどうして乾燥するのでしょうか?地域によっても異なりますが、冬になると太平洋側は気温の低下とともに湿度も低くなる傾向にあります。その理由は、乾燥した季節風が吹くことにもありますが、基本的には大気中に含まれている水分は、気温が高いほど多く低くなるほど少なくなくなるので、寒い時期にはどうしても湿度が低く乾燥してしまうのです。

そこにエアコンなどで暖房をかけると室温は上がっていくので、理屈としては湿度が上がるように思えますが、実際には部屋の中はますます乾燥してしまいます。それは、暖房で部屋の中の空気を直接温めることによって、空気中の水分が増えることなく温度だけが上昇し、「相対湿度」が下がってしまうため乾燥につながってしまうから。

また、エアコンの温風などが直接当たると、肌や目、カラコンなどが乾きやすくなってしまうので、暖房の効いた部屋にいる時には特に乾燥に注意する必要があります。

カラコンの乾燥で起こり得るトラブル

カラコンの乾燥で起こり得るトラブル
湿度が高すぎると、じめっとした不快感があったり、カビが生えやすくなったりしますが、カラコンをしている目において乾燥は天敵です。カラコンが乾燥すると、さまざまなトラブルを引き起こすことがあるので、目に異常を感じる時には乾燥しすぎていることを疑ってみてください。

ドライアイ

 
ドライアイとは、その名の通り目が乾燥している状態ですが、単に乾いているというだけでなく、涙の分泌量が減少したり目の粘膜に異常があったりして、目の痛みやかすみ、不快感などの症状が現れやすくなります。一時的な乾燥ではなく、放っておくと眼病につながるおそれもあるので、カラコンが乾燥しがちな場合は、早めに対処する必要があるでしょう。

異物感・ゴロゴロ感

カラコンが乾燥していると、目にしっかりフィットせずにカラコンがずれやすくなったり、異物感やゴロゴロ感を感じやすくなります。この不快感はドライアイが原因のことも多いので、異物感やゴロゴロ感を感じるようだったら、まずカラコンが乾燥していると思っていいでしょう。

目の痛み

カラコンが乾燥していると、眼球とレンズの間にすき間ができたりレンズがずれやすくなったりして、レンズが眼球を傷つけてしまう恐れがあります。そのため、乾いたレンズによる刺激や、眼球が傷つけられたことによって痛みを生じることがありますが、眼球が傷つくと痛みだけでなく重篤な眼病を引き起こすこともあるため、乾燥したレンズを装着し続けることは非常に危険です。

目の充血

カラコンはレンズに含まれる水分を利用して酸素を取りこんでいるのですが、レンズが乾いてしまうと酸素を透過しにくくなり、酸素不足に陥ってしまいます。眼球に酸素が行き渡らなくなると、白目部分の血管が酸素を運ぼうと拡張するので目が充血して赤く見えてしまうのです。カラコンの乾燥は、水分だけでなく酸素まで不足してしまうので、レンズには適度な水分が欠かせません。

視力不良

カラコンが乾燥していると、レンズにたんぱく質などの汚れが付着しやすくなって、視界が悪くなってしまうことがあります。また、上記のようなドライアイや目の痛みなどを放置しておくと、目に傷がついたり眼病になったりして、視力が低下してしまう可能性もあり大変危険です

カラコンの乾燥の対処方法

カラコンの乾燥の対処方法
カラコンをしている時は、とにかく乾燥しないように注意したいところですが、暖房を使うことの多い冬場はどうしても部屋全体が乾燥してしまうので、自分でできる対策を講じてみてください。

コンタクト用目薬を使用する

カラコンをしていて目が乾いていると感じた時にすぐ対処できるのが、コンタクトレンズ用の目薬。水分を補給できるだけでなく、炎症を鎮めたり目のかすみを解消したりする成分が配合されているものもあるので、カラコンをしている時には安全に使えるコンタクト用の目薬を常備しておきましょう。

カラコン装着時にも使える目薬の選び方についてはこちらもご参照ください。

>>カラコン装着時におすすめの目薬を紹介!選ぶ際のポイントも教えます。詳しくはこちら

まばたきを意識的に行う

カラコンをしている時だけでなく、パソコンやスマホなどを長時間見ていると、まばたきの回数が減って目が乾燥しやすくなります。目を酷使している時やレンズが乾いてきたと感じた時は、意識的にまばたきの回数を増やして、涙の分泌を促してみてください

酸素透過率に優れたカラコンを選ぶ

暖房などで部屋の中の空気が乾燥してしまう時には、あらかじめ酸素透過率の高いカラコンを選ぶのもひとつの手段です。また、レンズの含水率が高いものは、装着時はうるおいを感じますが、レンズの水分が乾いてしまうと目の水分が奪われてしまうので、状況に合わせてレンズを選ぶようにしましょう。

加湿器を使用する

暖房を使用すると空気中の水分量は変わらずに温度だけが上昇して乾燥してしまうので、暖房をつける時には何らかの方法で湿度を上げる必要があります。暖房に保湿機能がある場合はいいのですが、ない場合には別途加湿器を使用して、部屋の湿度を上げるようにすれば、暖かい部屋の中でも水分量を保つことが可能に。

濡れタオルをかけておく

加湿器がない場合は、濡れたタオルを部屋にかけておくだけでも湿度を上げるのに役立ちます。自宅の場合は、洗濯物を部屋干しすれば乾燥した室内で洗濯物も乾きやすくなって湿度も調整できるので一石二鳥。とにかく、乾燥した部屋には何か水分を含んだものを置いて湿度を上げることが重要です。

冬場はカラコンの保管場所に注意!

冬場はカラコンの保管場所に注意!
気温が低下する冬場は、カラコンの保管場所にも注意が必要です。ふだんは常温保存で問題ないのですが、暖房をかけていない部屋では室温が零度以下になることもあり、カラコンやカラコンの保存液が凍ってしまうことも

その場合、レンズの質が劣化してしまう可能性があるので、解凍して使うのは控えて廃棄するようにしてください。どうしても使用したい場合は、カラコンの購入先に相談して品質をチェックしてもらうようにして、自己判断で使うことはやめてください

温度に合わせて湿度も調整して目に快適な環境に

温度に合わせて湿度も調整して目に快適な環境に
冬場の暖房による乾燥は、カラコンだけでなく肌にもよくないので、なるべく部屋全体の湿度に気を使って快適に過ごせるよう調整してみてください。

カラコンが乾くと目にさまざまな悪影響が出てきますので、公共施設など自分で湿度が調節できない場合は、目薬などを利用してまず乾燥しないよう予防することを心がけてくださいね。